今、多くの人に知って欲しいと思うこと

緊急事態宣言が発令されて3日目。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。



学校の一斉休校が始まって1ヶ月。

外出自粛要請が始まっておよそ3週間。



だんだん身も心も疲れてきて、不安や恐怖でぐったりしているという人。


だんだんこの生活に慣れてきて、色んな工夫をしながら楽しんでいるという人。



人によって置かれている状況は様々で、簡単にくくれるものではありませんが、意識の持ちようで現実はかなり異なっているように思います。




今、多くの人の意識の中でコロナウイルスは完全な悪者で、

「消えて無くなれ!」と思っている人も多いでしょう。


ネット上には色々な陰謀論も溢れていますが、

自然に存在したにせよ、人工的に作られたにせよ、

存在していること自体は事実で、どこから来たとかはどうでもいいんです。


誰かや何かのせいにしても、これからのために必要なことは何も生まれません。


この世界に存在するもので、無駄なもの、意味のないものはひとつもありません。

全て必要なものです。

コロナウイルスも例外ではありません。


私たち一人一人に様々な気づきを与えるために、

今このタイミングで現れたのだということ。

それを今改めて見つめていきたい。



食べたいものを食べ、行きたいところに行き、やりたいことをやる。


そんな当たり前だと思っていたことが、何一つ当たり前ではなかったことに、今少しずつ気づいてきています。


  自分や家族が安心して元気に生活できること。

  家族や友達と笑い合うこと。

  たくさんの人の働きや手助けで生かされていたこと。

  人と触れ合えることの喜び。

  仕事が出来る喜び。


一方で、もうやらなくていいこと、手放すことにも気づいてきたことでしょう。


たくさんの「〜ねばならない」「〜すべき」が、個人の中からも社会の中からも噴出して、本当にそれが必要かどうか吟味されてきているように思います。


本当にやりたいことが見えてきた人もいるかもしれません。




そうした人類の意識改革のために、コロナウイルスは存在し、活動しています。


本当に必要なことは何か。

自分が本当にやりたいことは何か。


それを気づかせるために現れたのであって、

人類に罰を与えるためではありません。


政治家、経営者、環境活動家、宗教家、スピリチュアリストなど多くの人が、何年かけても成し得なかった様々なことを、この数ヶ月で世界規模でやってのけたのは、すごい功績です。




今、私たちに求められていることは、

「ウイルスと戦う」ことではなく、

人々が互いに協力して

「ウイルスと共存・共生する」

ことです。


消えて無くなれば良いわけではありません。


居なくなっていい人が居ないのと同様に、

この世界に存在するものには等しく価値がある。


自分たちに都合が悪いから消えて無くなればいいなんて、とても傲慢な考え方に思えます。




そして、微生物学の観点からも、ウイルスが消滅するということはあり得ません。


ウイルスも生物である以上、生存する必要があります。

実は、厳密にはウイルスは生物ではなく、他の生物の細胞に寄生しないと生きていけません。


つまり、宿主(寄生する生物)を全員殺していたら、自分たちも自滅してしまう。

だから、どこかのタイミングで、共存・共生する状態が必ずやって来るのです。



例えば、インフルエンザ、麻疹、風疹などのウイルスも、見つかった当初はたくさんの人が死にました。

その後、人類がたくさんの経験をする中で、

症状や感染方法などは一般の方でも知られるようになり、

ものによっては検査キットやワクチン、治療薬が出来たりもしましたが、

未だ世界中に存在しています。


消滅するわけではなく、共存しています。



病原微生物(人が病気になる微生物)と共存するには、

1)感染を拡大させない

2)感染した場合、症状や検査によってそれを知る術があり、対処法がある

3)それに対する免疫(抗体)を多くの人が獲得する

というプロセスが必要になります。


今、私たちが取り組むべき部分は(1)。

2)は、病気の性質を詳しく分析する必要があるので、ある程度の時間が掛かります。

  治療薬の開発となると数年以上の時間が必要です。

3)は、感染して獲得する場合と、ワクチンで獲得する場合があります。

  ワクチンの開発にも時間を要します。



新型コロナウイルスがこわいと思われる理由。


それは、ワクチンや治療薬がないことより、

世界中の誰も、このウイルスのことを知らないということ。


症状の経過も、重症化の見極めポイントも、どんな対症療法が効果的なのかということも、まだ分かっていないことが多い。


だから、現場の医師たちも明確な対処法が分からないわけです。


医療現場では、どうなるか予測がつかないながらも、今出来る対処を日々している段階。

その時に、感染者がどんどん増えていっては、現場が崩壊してしまう。


先に流行した中国から、少しずつ(2)の分析結果が論文となって出てきているものの、分析した患者数がまだ少なく、この病気の実態を掴むところまではいっていない。


2)、(3)のための時間稼ぎをするためにも、とにかく感染者を抑える必要があるのです。



新型コロナウイルスの日本での死亡率はおよそ2%。

インフルエンザの日本での死亡率が0.1%とされているので、単純計算では20倍と思われるかもしれません。


しかし、日本では基本的に有症者と濃厚接触者に限ってPCR検査をしており、潜在的な感染者(無症状の感染者)は判明している感染者数よりはるかに多いと考えられているので、死亡率はもっと低い可能性が高い。


一般の方が今感じているような、「死の病気」では少なくともない。



ただ、このウイルスの大変なところは、肺炎を起こしやすいということ。

日本人の死因の3位は肺炎です。


2017年から統計の取り方が変更されたので近年は5位となっていますが、誤嚥性も含めて肺炎の症状で亡くなっている人は年間12−3万人いて、今でも3位の人数です。


基礎疾患のある人、高齢者では、肺炎が命取りとなりやすいので、死亡率が高い。

そのため、社会全体としてこういう人たちに感染させてしまうリスクは可能な限り避けなければならない。




社会全体が不安と恐怖に包まれる中、フェイクも含めて色々な情報が拡散されています。

冷静にこの状況を判断し、行動して欲しいと思います。


何よりも、全ての人が当事者意識を持つことが重要だと思っています。


「私はコロナウイルスには罹らない」


という意識はとても無責任な感じがします。


旅行に出かけたり、人の集まるところに出かけていったり、自分はいいだろうという行動をしがちになります。


それは、すべてと調和した考え方には思えません。



この日本・地球に生きている以上、全ての人が罹る可能性がある、すでに無症状の感染者であるかもしれないと自覚することが、人々の意識の調和に繋がります。


誤解の無いように言えば、恐れなさい、というわけではありません。


無症状の感染者は、悪者でも戦犯でもありません。

むしろ、今後の希望になると私は思っています。


ただ、他人に移す可能性はあるので、

自分が無症状感染者かもしれないと考慮した行動をみんなでしましょう、

ということです。

それは、自分の家族を含めたすべての人に対する思いやりです。



私の個人的な推測ですが、日本ではこの無症状の感染者の割合が諸外国に比べてかなり多いと思っています。

死亡数を見ても、日本だけ桁違いに少ない。


これには色々な理由が考えられ、これから研究で証明されていくことになると思いますが、仮説としては、


 ・免疫による排除  (3)の状態を作り出せる可能性

 ・日本の高いCT普及率  肺炎の早期発見により死亡率を下げている


が挙げられるかなと考えています。

CTについては、可能性を報告している論文がすでに出てきています。




この1ヶ月が本当の正念場です。

私たちの意識の協調性、調和が求められています。


当事者意識を持ちつつ、

過剰に心配したり恐れたりしない。


「私はたとえ罹ったとしても大丈夫✨」

くらいの感覚がいいのかなと思っています。


実際に大多数の人はそうですからね。



食事、睡眠、適度な運動、ストレス発散に努めて、みんなでこの時間を乗り切りましょう!✨✨✨




今後、万が一体調が悪くなった時の対処法とか、少しずつ書いていきたいと思います。


長文にお付き合い頂きありがとうございました😊🙏🏻💖




夕日




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プロフィール

Mayumi

Author:Mayumi
『医療と見えない世界の融合』
現役の産婦人科医でエネルギーヒーラーのMayumiです。
本来の自分として生きるため、身体と心のバランスを整えるお手伝いをしています。
日常の中で感じること、私が観たい世界観について綴ります。

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